夜行バスは大阪へ向かうと、下書きばかりが溜まっていくので。
1月、4本くらい日記を下書きに書いては、そのままにしてしまっている。
あとで読み直して、時差がある上で残しておこう。
今は兵庫県へ向かう夜行バスの中。
自力で運転して行こうかと思ったけど、あんまり機材量は必要なさそうだったので、たまにはバスでだらだらと。
昔は窓の外を眺めていれば1曲分の下書きが生まれて、パーキングエリアでメロディになって、家に帰ったら歌になってたな。
感じたエモさが極端に浅いモノだとしても、本人が100%感動してて、それを120%で表現してれば、“120%で表現している!”という行為そのものがエモい物になるんですよね。
大学の頃の曲の詞は実に浅はかな表現ばかりなんだけど、100%本気で思ったそれを、120%本気で表現してるから成立してる。
このあたりの感覚、いつかもう少し整理して言語化しないとな。
夕日が赤いってことに本気で感動した人間が書く「夕焼け」ってワードは、慣用句として使い古された真っ赤な夕焼けとは大違いなんだよ。
この曲は、エデンの園っていう障がい者施設で組まれたグレープフルーツってバンドの音楽で、本当に好きで感動した曲。
ボーカルの方は全盲なんだけど、その方が書く「夕焼け色が見える気がした」って歌詞、本当に美しい。
見えないはずの景色や色を、それ以外の5感で表現している。
この音楽を聴くと、おれも夕焼け色が見える気がしてくる。
最近は中々エモさの感度が鈍っていたり、逆に極端に尖っていたりして、普遍的な部分で人々と分かり合えることが本当に少ない。
数少ない友達には本当に感謝しています。
0時を回り夜行バスの灯りが消えました。
移動の時間って色々出来る気がして良いよね。
新幹線で溜まったちょっとしたタスクを片付けていく瞬間とか。
今日は時間の限り、Kindleでメイドインアビスを読み進める。もっと広く色々見聞きする!!!
追記:小6学芸会の真っ暗な体育館よりもワクワクする真っ暗を今のところ知らない。次点で青い部屋の一つしかない窓を開けたときに息を潜めたあの真っ暗。
消灯した夜行バスの中でそんなことを思い出してた。
到着。